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技術情報
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タオル縫製機
2023年05月30日
毎日の生活をする中で、誰もが必ず使用するタオル。ですが、タオルといっても様々な種類があるのはご存知でしょうか。
この記事では、泉州タオルと今治タオルを長年支える株式会社キンダイが「泉州タオルと今治タオルの違い」について、
特徴や魅力などを交えながら詳しくご説明させていただきます。
※ 記事を読む所要時間:約3分
泉州タオルとは、大阪府の泉州地域(泉佐野地域や泉南地域)で生産された泉州産のタオルのことを言います。
実は、泉州タオルは130年以上もの長い歴史を誇っており、泉州は日本のタオルの発祥の地とされています。
今治タオルに比べて知名度が低いとされておりますが、歴史を見ると泉州タオルが「日本タオル産業発祥の地」であり、
その歴史は今治タオルよりも古いのです。
晒し工程とはタオルを織る際に、糸に付着した油分や不純物を取り除き、もともと生成り色の綿糸を白くする工程です。
今治タオルとは異なり、泉州タオルは後晒し製法を採用していますので、最後に糸に付着した不純物やタオルを織る際に
糸につけた糊を綺麗に取り除くことができるので、新しいタオルでもそのまま使用できるくらいの安心感と清潔感があります。
また、タオルに一番求められる吸水性は泉州タオルの一番の魅力。綿の素材を活かした吸水性が高く評価され理想的なタオルと言われています。
愛媛県今治市の瀬戸内海の自然豊かな場所で、生産されている日本の一大産地「今治タオル」
歴史的に見れば泉州タオルよりも劣りますが、職人が匠の技術で仕上げた高品質でふっくらとしたその柔らかさは、
世界中で高く評価され、ギフトと言えば今治タオルという地位も上手く確立しています。
タオルを織る前に晒しをし、先に糸を染めていきます。そうすることで綿本来の柔らかさを引き出すことができるので、
肌触りの良いふわふわとした包み込まれるような心地になるのです。
また、今治タオルの大きな特徴として品質基準が設けてあることが有名です。
今治タオルの品質基準は、タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間が5秒以内になること。
これにより、今治タオルの吸水性の良さが保障されているということに繋がり、
この基準をクリアしたタオルだけが、今治タオルのラベルを付けることができます。
泉州タオル | 今治タオル | |
産地 | 大阪府泉佐野市、泉南市 | 愛媛県今治市 |
管轄 | 泉州タオル工業組合 | 今治タオル工業組合 |
歴史 | 1885年 | 1894年 |
晒し製法 | 後晒し | 先晒し |
ワンポイント 特長 | 理想的な吸水性 | ふっくらした肌触り |
キンダイ タオル関連自動機 | 導入済 | 導入済 |
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
株式会社キンダイはタオル関連自動機を開発するパイオニアとして、
約130年の歴史を誇るタオルの発祥地「泉州タオル」と世界のブランド「今治タオル」を今日も支えております。
これからも、皆さまに良いタオルを届けられるよう、製品開発並びに改良に努めていきます。